八千代座 観劇記
【八千代座】
§玉三郎丈配役
・「藤娘」 藤の精 11月4日観劇
・「鷺娘」 鷺の精 11月4日観劇
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| 八千代座の表看板 本当は内部も是非、撮影したかったものの 「撮影厳禁! 万が一撮影された場合は 機材をお預かりし…」といわれて 泣く泣く断念 (…トホホ…) |
都会の近代的な芝居小屋では味わうことが出来ない八千代座・坂東玉三郎舞踊公演……。
まさに「陶然」といった言葉がしっくりする舞台を目にするのは3年振りとなりました。
その感想なぞをひとくさり……。
観劇当日はぽかぽか陽気の雲ひとつない秋晴れ……。
外で翻る幟りも清々しくはためいていました。
メンバーズクラブからチケットが届いた時、…ち列だからいつもより後ろ目… と思っていたお席の
「いろはにほへと…」は下手(しもて)から上手(かみて)の列を指していたらしく、
玉三郎さんが舞台にいらっしゃる間、正座していると障害物がない
少々、上手よりの予想よりかなり前 といった絶好のお席だったことに
内心、…素晴らしい~ぃ♪… と手を打ちつつ(!?) 観劇させていただきました。
今回の演目は玉三郎さんの代表作ともいえる「藤娘」・「鷺娘」……。
「これで何度目?」と尋ねられても、…さぁて…???… としか答えようがない程、目にしている演目です。
しかし、舞台とは不思議なものです。今までとはまた違った印象の玉三郎さんがいらっしゃいました。
……何より感じたことは不動の存在感……。
八千代座の「藤娘」は初めてではないはずなのに、幕が開いた途端、
舞台全体が玉三郎さんによって独り占めされている印象を受けたのは私だけでしょうか……。
…八千代座ならでは…、またいただいたお席がかなり前だったと言うこともあるかもしれませんが、
玉三郎さんの舞踊に対する姿勢や受け取る私自身の観劇眼が
今までとは異なって来ているのかもしれない…… とも感じた観劇です。
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| 風にはためく幟り 風情ある芝居小屋の一場面 |
『藤娘』
「藤娘」はますます艶然……。
玉三郎さんを身近に感じられる舞台だけに花房を手に大津絵の中から抜け出した「藤娘」の
目の表情から感じ取れるこぼれんばかりの色香は観る者を陶然とさせます。
素人がおさらい会等でもよく挑戦する演目ながら
これだけ艶のある踊りは滅多に観ることが出来ない舞台ではないでしょうか。
中でも …藤音頭からの酔っ払いぶりはまさに熟女の域に達している感… 強いですよ~!。
(何度観ても、私の目には大年増の「藤娘」に映ちゃうんですけどね…!?…zzz…)
それだけに、…でも…玉さん…「藤娘」って花も恥らう可憐な…じゃないの??… と
いつもの疑問符が殊更、大きくなったことも事実!?。
藤の木の根元にお酒をあげると色艶がよくなるといったいわれに基づいた演出であることは重々わかってはいる…、
しかし、…「藤娘」って言ったらやっぱり最後まで可憐さは持っていて欲しい… と
私はどうしても思ってしまうので(!?)、目にする度 …???…zzz… になる場面ではあるんですけど……。
(…いつか玉三郎さんに伺うチャンスがあったらそこんとこを(!?) 是非とも伺ってみたい!…
というのが私の望みでもありまするが……)
とは言いつつも、華やかで立ち姿の美しい「藤娘」はやはり感動を呼びます。
特に出の黒いお衣装の玉三郎さんはお綺麗です♪♪。
玉三郎丈の舞踊を初めてご覧になる方には最適な舞台の一つでは… とも思います。
『鷺娘』
私にとって八千代座の「鷺娘」は今回が初となります。
「鷺娘」は言わずと知れた玉三郎さんの代表作で今春にはシネマ歌舞伎にも取り上げられていますが
八千代座の「鷺娘」は恋に苦悶する乙女心が遺憾なく語られていると実感しました。
~ 妄執の雲晴れやらぬ 朧夜の恋に迷いしわが心
吹けども傘に雪もって 積もる思ひは泡雪の
消えてはかなき恋路とや
で始まり、恋の喜びや哀しみを語りつくした後、
~ 等活畜生 衆生地獄 あるいは叫喚 大叫喚
修羅の太鼓は隙もなく
憫みたまへ わが憂身
で、幕を閉じる舞台に満ちているものは、まさに恋の業火に焼かれる姿なのだと改めて痛感……。
特に最初の引き抜きの後の恋の喜びを語る町娘の場面を、
私は今まで初めての恋に心奪われている無垢な娘のイメージで観ていたのですが、
今回の玉三郎さんを拝見して、
…もっと凄絶な身を焦がすほどの恋に溺れてしまった女心を謳っているんだ…
ということに漸く気付きました。
だからこそ、その恋に苦悶して最後は生命さえ堕としていく……。
恋心に振り回された儚く哀しい女の性がそこにはあります。
玉三郎さんの「鷺娘」が死んでいくことに一時は邪道だと言う声も聞かれましたが、
それでも玉三郎さんは物語を変えようとはなさいませんでした。
その理由が今回の観劇でやっとわかった心持ちです。
これも八千代座という芝居小屋で「鷺娘」を目に出来たからでしょう……。
わざわざ熊本の片田舎まで足を運んだ甲斐があったと、それだけでもつくづく感動させていただきました。
(…じゃ、今までの観劇は一体何だったんだ!?… ってことになるが!?。
その辺りはサラッと流して…!?…
← エエ~ッ!それでいいのか~ぁ! ながらねェ(!?)
まっ!、今までの観劇暦があったらから今回の気付きも感動もあったということで…!?…)
…何故、八千代座まで何度も足を運ぶのか… は 「秋晴れの熊本」 に書き記しましたが、
玉三郎さんの舞台の真骨頂を堪能するためにも、
八千代座の公演が続く限り、私も足を運び続けようと再びの決意をさせていただいた今回の舞台観劇です。
( 来年も 必ずや! 参りますわよ~!? )
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コメント
歌舞伎、いいなー
もう忘れるほど見ていませんから(涙)
大好きな時蔵さんもご無沙汰です。
ナーコさんの玉さまの舞台への思い入れの深さにはいつも感心させられます。
私の中の玉さまは透き通る美しさなんだけど
最近雑誌で見かけたりすると少し変わられたのかしら?と思います。
イメチェンされたわよね?
それが舞台にどんな影響を与えているか・・・・・
ナーコさんの感想を読む限りではお役の深まりになっているのかしらね?
八千代座のお写真もきれいに撮れているじゃない
同じ九州にいるんだから一度は行ってみたいと思っているんですけどねえ
なかなかままなりません。
でもいつかは行きますから!
その時は必ずお付き合いくださいませm(__)m
投稿 優美 | 2006年11月 7日 (火) 01時26分
八千代座観劇された勢いで松竹座はいらっしゃらないのでしょうか?
久しぶりにお目にかかりたいですねー!
藤娘、鷺娘は玉三郎さんの十八番ですけど
八千代座の藤と鷺はまた違うのでしょうね
特に苦しみがはっきり見える鷺娘は見てみたい!
歌舞伎座なんかの舞台でも胸が締め付けられるもの
どんなお姿で踊られるのかしら?
私も見てみたいけど、、、、山鹿は遠い(-_-;)
いつか行けたらうれしいな
その時はご案内して下さいませ
投稿 たあこ | 2006年11月 8日 (水) 18時46分
きょうは、苦悶しなかった?
しかしきのうちょろ栞が、重々挑戦するつもりだった?
しかしきょうナーコで、苦悶しなかったー。
投稿 BlogPetのちょろ栞 | 2006年11月11日 (土) 12時31分
>優美さん、たあこさん
八千代座のご案内は喜んでさせていただきます!。
一度、みんなで楽しく行けたらいいですね~(*^_^*)
実現されることをひたすら祈らせていただくことにしますわ~!。
投稿 ナーコ | 2006年11月19日 (日) 18時39分