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2007年9月22日 (土)

秀山祭9月大歌舞伎 観劇記

【歌舞伎座】

§玉三郎丈配役
・「壇ノ浦兜軍記」 阿古屋  9月19日観劇

今月の歌舞伎座は初代・中村吉右衛門丈の生誕120周年を記念し、
俳号:秀山を冠した舞台 -秀山祭- と言うことで
現・吉右衛門さんが昼夜に亘って大活躍されています。
私にとっては玉三郎さんの純粋な歌舞伎としては
半年振りとなる舞台を楽しんで参りました。

また、今回は初の歌舞伎観劇をなさるご近所のお知り合いをご案内しました。
60代半ばのご婦人なのですが嬉しいことに、
舞台の内容や豪華さ・歌舞伎らしさに始まって
開場前の人に歌舞伎座入り口に集まった多さ、
歌舞伎座の舞台の大きさ、売店の充実振り、
客席でお弁当が食べられることに至るまで
彼女にとっては全て驚きと感動だったらしく
何から何まで 「まあ、凄いわねぇ!?」と仰り、
「これだけの長丁場をこれだけ豪華に作り上げた舞台なら
 \15,000 の観劇料はお安いと思うわ」 という感想を漏らされていました。
…いつの間にか、観劇料がドンドン上がちゃって (-_-;) …
と、ブーブー文句ブーたれるばかりの(!?) 私なぞは
…観劇にも<慣れ>は忍び寄るものなのだ!?…
とつくづく考えさせられ、自分の観劇姿勢を猛省させられた程です!?。

そんな観劇の感想なぞを少々、書き綴ってみます。

<夜の部>
出来れば<昼の部>にも足を運びたいところなのですが、
悲しいかな、9月は滅法、忙しい日々が続いており、
観劇は叶わない状況なので … (+_+) …
その分、<夜の部> をしっかり観させていただきました。

今月、刮目すべき点は何といっても、
吉右衛門さんが本領発揮されていることに尽きます!。
正直申しますと、淡々とした吉右衛門さんの芸風は
私の目には無味乾燥と言うか単調に写ることが多かったのですが
この認識を大いに改めさせられました。

『壇ノ浦兜軍記』
玉三郎さんの阿古屋は何年振りでしょうか……。
相変わらず、豪華絢爛な舞台です。
ただ、この日の玉三郎さんの三曲は少々、空回りしていたような……。
特にお琴の音色が弱々しく聞こえたのは珍しいことだったので
…夏のお疲れでも出ていらっしゃいますか?… と感じました。
その中で、勝国さんが脇に入るお三味線が一番良かったのは
怪我の功名とでも申しましょうか…!?…。
お隣りのお知り合いが、「お三味線が一番澄んで聞こえた…」 といわれたことが
今回の玉三郎さんの出来映えを物語っていて非常に印象的でした。

染五郎さんは眠そうでいらっしゃいましたよ~ぉ!?。
あのお顔がお芝居なら、染五郎さんの成長振りに
脱帽しちゃうワタクシメでありまするが~ぁ!! という程、眠そうなお姿に
…ずっと、座り続けだものね!。染五郎さんでなくとも睡魔も襲うわよね!?…
と、思わされた舞台でございました (-o-)

『身替座禅』
こちらは理屈なく大笑いできる演目ですが、
団十郎さんの右京は硬~~い!!!。
軽妙洒脱な芸風を持つ役者さんの舞台なら
倍は転げ笑い出来ると思わされた程、硬い 。
彼の芸風ではないのでしょう。
玉三郎さんが上方歌舞伎の女形を演じられた時を
思い出してしまったワタクシメ … ^_^; …。
…役者も人間、向き不向きがありますよね…。
どうしてもシックリ来ないお役があることを痛感させられました。

『二条城の清正
こちらはまさに、吉右衛門さんの一人芝居!!。
彼の本領が遺憾なく発揮されています。
吉右衛門さんを堪能されたい方には大いに
お勧めできる舞台と言えると思います。

この吉右衛門さんを拝見していて
…芸風からしても、年齢を重ねた爺役がこの役者さんには
 向いているのかもしれない… と気付き、
私が単調だと感じていた舞台は、若さや華やかさが
売りだったからではないか…… とも感じて参りました。

福助さんが薹(とう)が立ち過ぎている秀頼であることが
大いに気にかかりましたが(!?)
(…どう見ても若干19歳には見えな~いもの~~ぉ!?…)
落日寸前の秀頼と清正の心の機微に触れたとてもいい舞台です。

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コメント

歌舞伎座は私も行きました。
吉右衛門さんが芯でいらっしゃるだけに落ち着いた舞台になっていますよね。
私は吉右衛門さんがとても好きなので満足できる9月でしたよ。
特に加藤清正役はぴったり。懐が大きく情に溢れていて迫るものがあったと思います。
軽佻浮薄が好まれる今の演劇界においては本当に貴重な存在の役者ですよね!。
「身替座禅」は確かに肩が凝りました!?

投稿 みどり | 2007年9月24日 (月) 17時28分

久しぶりにナーコさんの観劇記を読ませていただきました。
吉右衛門さんがご活躍だったんですね>9月
私は鬼平ばかりですけど(笑)

団十郎さんの身替は真面目そうですね
肩凝ったみどりさんのお気持ち、納得できちゃった!

投稿 優美 | 2007年10月 3日 (水) 23時04分

ナーコさんは昼の部はごらんにならなかったのね
福助さんと玉三郎さんの舞踊の感想を伺いたかったのに残念!
次回に期待させていただきますm(__)m

私も12月の南座顔見世はできれば行きたいと思っていますが
予定は未定ですからどうなりますやら(^^ゞ
行けた暁には感想でもご報告します。

投稿 たあこ | 2007年10月 4日 (木) 12時31分

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