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2008年3月14日 (金)

坂東玉三郎特別舞踊公演 観劇記

【大阪・松竹座】

§玉三郎丈配役
・「京鹿子娘二人道成寺」 白拍子花子   月21日観劇

玉三郎さん・菊之助さんによる『京鹿子娘二人道成寺』が
押し戻しまでのフルバージョンを上演するとあって
3年半振りに大阪・松竹座まで出向きました。

大阪まで足を伸ばした今回の舞台の大収穫は
正直に申し上げれば、玉三郎さんではありませんでした。
何と言っても海老蔵さんの圧倒的な存在感を目の当たりにしたことに尽きます!?。
1月の新橋演舞場での一人五役を堂々とやり抜き、
39回公演の切符を完売させた自信と
座長も勤めあげるようになった役者としての自覚が
益々、<市川海老蔵>という役者を輝かせているのでしょうか……。
舞台を目にしながら、…これからの歌舞伎は市川海老蔵の時代を迎える!!… とも
実感させられた、そんな舞台感想なぞをひとくさり……。

『連獅子』
…少々、早すぎな~い??… とも思える海老蔵さんが
親獅子を勤めた『連獅子』は若さに溢れた舞台となっていました。

…『連獅子』って兄弟の物語だった??… と思わせる舞踊自体には
かなりの課題を残しているとは思うものの、
特に3列目の真ん中で目にした海老蔵さんの目力(めぢから)、
光芒を放つ強烈なオーラに圧倒されっぱなし…… shine
…市川宗家の御曹司の舞台とはこのようなものか… とも思わされ
つくづく、…これからの歌舞伎は市川海老蔵の時代が来る!… との
確信を持って帰って参りました。

子獅子の右近さんも、 …心底、踊りが好きなんだろう… と思わせる
躍動感に満ちた踊り手に写った 『連獅子』 ……。
今まで目にしてきた 『連獅子』 とはまた違った楽しみ方を見出したような気持ちです。

『京鹿子娘二人道成寺』
こちらはシネマ歌舞伎にもなった玉三郎さん・菊之助さんによる人気演目……。
市川宗家を迎えることを原則とする押し戻しまでの
フルバージョンになることを楽しみに拝見致しました。

玉三郎さん・菊之助さんのお二人は
今まで通り、時には身二つ、時には一人・花子 といった
可憐で幻想的な娘道成寺の世界を創り上げていらっしゃいます。
特に50代後半を迎えた玉三郎さんにとっては
菊之助さんとのコラボレーションは体力的に嬉しいことではないかと思います。
1日でも長く舞台に立つ為にご自分の体のコンディションを最優先させる
玉三郎さんの姿勢を思う時、舞台を目にする度にファンとしては
…これからもまだまだ目にできる notes…  と嬉しくなる舞台です。

…が…しかし…、私にとって今回の舞台の眼目は
やはり、最後に登場した海老蔵さん diamond
押し戻しの数分間、舞台に立たれただけですが、その印象、強烈でしたよ~!!。

大館左馬五郎の海老蔵さんを目の前にしながら
…彼って口跡もいいんだ!!… と今更ながら感心!!!。
(…エ~ッ!?、今まで気付かなかったのぉ!?…
 ホントに歌舞伎、観てんの~~ぉ??… とは、決して言わないように!?)

すっかり海老蔵さんに魅せられて帰って来たワタクシメ……。
新之助さんの時代同様、海老蔵さんに心奪われると
玉三郎さんがどこかに吹っ飛んでしまうこのは本当に玉に瑕(きず)ながらも(!?)
…お婆ちゃんになるまで歌舞伎を楽しめる糧がいよいよ本格的になって来たことを
 喜んでいいんじゃないか!?… と言う気持ちならされました。

 ~ 玉さまの次に本腰入れるなら、これからの時代は海老さま happy01

を胸に秘めつつ、これからも歌舞伎を楽しみたいと思い入った
大阪・松竹座の舞台でございました!!。

(とは言いつつも、当分は玉三郎さん第一!
 海老蔵さんは玉三郎さんと芝居小屋が同じ時に舞台を楽しむことになりそうです!)

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